Guidance Policy - 指導方針
性格の把握
3歳児でも成人でも個々の性格に合わせた伝え方を選択することでストレス無くテクニックを会得可能。
練習の仕方をレッスン
週に1回レッスンに通うだけでは上達しません。レッスンで覚えた練習法をそのまま自宅で実践するだけ!
できない理由を把握
『できない』には必ず理由があります。その理由を把握し、1つ1つ『できる!』に替えていきます。
豊富なテキスト選択肢
日本国内で入手可能なピアノテキストを全て熟知しているから選べる個々の生徒さんに合わせたテキスト
オリジナル楽譜の作成
作編曲も学んだからこそ可能なオリジナル楽譜を必要に応じて作成しレッスンに活用していきます。
固定ド唱法の徹底
楽譜の音読をすることで確実に会得できる音楽の基礎力が、将来的に個々の可能性を無限に広げます。
ピアノコース講師の吉野朋子と申します。
まずお伝えしたいのが、全員をピアニストにすべく指導するつもりは毛頭ございません。
(ピアニストに育てたい場合はすぐにご相談ください!)
私がレッスンするにあたり最も大事にすることは『生徒さんの性格の把握』です。講師が同じように伝えてもすべての生徒さんに同じようには伝わらないので、3歳児でも成人でも個々の性格を把握し、個々に合わせた伝え方を選択することでストレス無く会得して頂くことができるという考えに20年の指導経験で行き着いたからです。
週に1回、レッスンに通うだけでピアノが上手に弾けるようになるわけではありません。上達するためには自分の意思で自らの身体をコントロールして何度でも再現できるようになる必要があります。レッスンではそのための練習方法をアドバイスするに過ぎません。そんなレッスンが少しでもストレス無く、モチベーション高く続けられるかどうかが講師の伝え方の選択と声掛けのタイミングにかかっていると考えております。
また、楽しくないと会得できないという点も大切に考えております。
「テキストを1冊忘れた?ーーーおうちで練習したから忘れたのね。丸つけられなくて残念だったわね。」といった感じで、無闇に怒ることはしません。だって忘れたものは仕方ない!
レッスンをとにかく楽しめるよう沢山の工夫を用意しております。
ピアノが、音楽が、ちょっと得意で大好きになる
そんなレッスンを心掛けております。
未就学児・小学校低学年の導入期レッスン
ピアノがはじめての習い事というお子さんも少なくないことと思います。何事も最初は緊張が伴うもので、子供も子供なりに緊張し、親御さんも親御さんで緊張なさるなさることでしょう。
楽しく通ってほしいけれど、楽しいだけでは困るし…
というお声もよく耳にします。そこで導入期のレッスンで大切にしていることをご紹介したいと思います。
楽譜を読めるように
楽譜は言語における文字と同じです。仕組みを正しく理解し、自由に読み書きできるようにしておくことが音楽を学ぶ上での最前提であることは言うまでもありません。読譜に時間がかかると将来確実に大きなストレスになり、ピアノを辞めてしまうことに繋がりかねませんので、難なく読めるようにレッスンしていく必要があると考えております。
私のレッスンにおきましては初期の段階で楽譜の仕組みを学び、トレーニングしてまいります。
楽譜を自分で読むことができるようになると、将来、楽譜を入手すればどんな曲でも思うがままに弾けるようになります。リコーダーを吹くにも、ギターやベースを弾くにも、必ず役立ちます。
固定ド唱法を最初から徹底
楽譜を読み、ドレミで歌う(固定ド唱法)ことができるようになってから弾くよう徹底しております。
これは音感を養う目的も多少はありますが、読譜力を把握し高めることを目的としておりますので、音程がとれずお経のようにしか歌えなくても問題ありません。(上手いに越したことはありませんが…)
拍感(ビート感覚)も育ちますし、将来ベートーヴェンやショパンなどといったクラシックピアノの難しい名曲を演奏するようになっても必ず役に立つソルフェージュの土台を着実に難無く築くことができます。また、単純に脳トレにもなりますので、お勧めです。
シールを選んで貼る
当教室での導入期レッスンでは要所要所でシールを貼ります。
男の子も女の子もとにかく頻繁にシールを貼ります。
ご褒美の意味が強いのですがそれだけではなく、シールを選ぶ際に性格が出るからです。気に入ったシールから貼る子、気に入ったシールはとっておく子、特に興味を示さずひたすら順番に貼る子、選んでいる間の些細な会話からシール貼りまで全てが私にとっては性格把握や成長把握の絶好の材料となります。
また、小さなシールを自分で取って、小さな枠に貼ることで指先を鍛えることができますし、一瞬ですが楽しく丁寧に作業することで集中力アップにもつながります。
レパートリー表
好きな曲は家で沢山弾くのですぐに合格してしまうものです。
また、せっかく合格したのに弾かなくなったら弾けなくなるなんてこともよくありますよね。
そこで私のレッスンではレパートリー表というものを使用し、合格後はレパートリー表にランクイン!
毎回レッスンの最初に1回弾き1枚シールを貼ります。シールが10枚貯まるまで10週毎回弾きますので、1曲1曲の経験値はかなり高いものとなり、記憶の定着も期待できます。
また、どこかでピアノを弾くチャンスがあっても楽譜が無いと何も弾けない…なんてとても悲しいですよね。そんな時に題名のある曲を数曲サラ〜っと演奏できたなら、とても素敵ですよね!
150回練習シート
独自に作成したシートに練習した回数分のシールを貼っていき、150枚全て貼り終えると1枚の絵柄になるオリジナルシートです。何の絵柄が出てくるのかはお楽しみ!
このシールは基礎練習や部分練習の方が1曲を通しで練習するより簡単に沢山シールを貼ることができ、完成への近道となります。部分練習の癖づけや、自宅練習の頻度を高めるのにとても効果的です。
1〜2週で1枚完成させてくる子もいれば、1〜2ヶ月でマイペースに進む子もおります。
未就学児体験レッスンの模様をこちらでご覧いただけます。
小学生・高学年のレッスン
これ以降、開始年齢が上がってくるとただ「ピアノを弾けるようになりたい」だけではなく、「どういう曲をどんな風に弾けるようになりたい」のかをヒアリングし、テキストを選びます。
目標からの逆算
小学校高学年の生徒さんにはただ弾くのではなく「どう弾きたいか」を先に設定し、その為にどうすれば良いかを考える癖をつけていきます。これはモチベーションを高めることに繋がりますし、ピアノ以外のことに取り組むにもとても重要で役立つと思います。
脳からの指令で指を動かす訓練
ある程度弾けるようになってくると『なんとな~く』反射神経だけで弾けるようになってきますがこれがとても危険なのです。なぜ危険なのかと言うと、『なんとな~く』は自分の意志とは違う次元で動いているので自分の意志だけでは治せないからです。この危険な状態にならないように、考えて弾く、自分の意志で脳を介して指を動かす訓練を積むことが大切だと考えております。
中高生・一般のレッスン
ここからは何年習っているか、レベルによってレッスン内容が多種多様になってきますので、ひたすらに目標からの逆算ですが、レッスンで大切にしていることは変わりません。
出来ない理由を即座に見つける
「思うように弾けない」「そう弾いてるつもりなんですけど…」
そんな『できない』には必ず理由があります。
原因を知って改善方法を知ればあとは繰り返し練習をするのみです。
英語は日本語を喋れない人とコミュニケーションをとる重要な手段の一つです。どうして大半の日本人が英会話を義務教育で会得できないのでしょうか。それは必要としていないからだと思います。「あの映画を字幕無しで見たい!」「いつかメジャーリーガーと直接会って話したい!」などと強い想いが存在して初めて英会話という『ツール(道具・手段)』が必要となります。
何かを切りたくて初めてハサミが必要になるのであって、切るものが無いのにハサミという道具だけを持っていても何の役にも立たないのです。
ピアノのテクニックも同じです。使わないテクニック、いつどう使って良いのかわからないテクニックを沢山持っていても何の意味も無いのです。『必要な時』に『必要なテクニックの会得の仕方』をお伝えすることが私の仕事です。
発達障害等でお悩みの方
これまでのレッスン最長記録としましては、ASDの生徒さんは年中さんから高校卒業まで、LDの生徒さんは小1から高校卒業まで、ADHDの生徒さんは年中さんから社会人まで、延べ人数で32名の発達障害の生徒さんと一緒に学んできた経験がございます。
厳密に言うとピアノのレッスンにはならないかもしれません。しかしピアノを通じて、音楽を通じて、出来ることはもっとできるように、出来ないことは少しでも出来るように、レッスンがご本人にとってもご家族にとっても大切な時間となるよう、それぞれの個性に合わせて取り組んでまいります。
最前提として、当校は音楽教室ですので、音楽を学びたい方でしたらどなたでもレッスン可能です。
発達障害があってもご本人が音楽を学びたいのでしたらレッスン可能ですが、ご本人に音楽を学ぶ意欲が無い場合は親御さんがどんなに熱望されてもレッスンできませんのでご了承くださいませ。